先日、放送した交通トラブル。新たに相手のトラック側の証言と映像です。
先月、東京・世田谷区の都道で乗用車の後方から撮影されたドライブレコーダーの映像。後ろを走るのはトラック。まず、信号待ちの際に急接近されたといいます。
乗用車のドライバー
「最初は何が起こったか分からなかったけど、鏡(バックミラー)で見たら近かったので正直、驚いた。当たったかと思った」
そして、青信号になって乗用車が走り出すと、トラックは黄色いセンターラインを大きくはみ出します。ここで乗用車のドライバーは「あおられている」と感じたといいます。
乗用車のドライバー
「当然、対向車がいないから相手もやっていると思うが、万が一、側道から自転車とか車が出てきたら衝突もあり得る。正直、怖かった」
2つの行為であおられたと感じた乗用車はブレーキを踏み、話し合おうとして、その場で停止します。
乗用車のドライバー
「止まりなさい!」
しかし、トラックは止まらずに追い越していきました。
一方、トラックの前方に付けられたドライブレコーダーの映像。トラックのドライバーに話を聞くと、全く違う見え方だったといいます。
トラックのドライバー
「あおる意図は全然ないですね。土曜日は色んな方がいるので、注意して運転しようと思ってた」
まず、最初に赤信号で乗用車が「急接近された」と感じたシーンは「多少ブレーキは遅れた」と言いますが、その前に車間距離を取って走行しているように、あおるつもりは全くなかったといいます。また、黄色のセンターラインをはみ出したのは前方に駐車車両があったため、それを早めに回避するためだったそうです。
確かに映像には前方に路上駐車をしている車両があります。
その後、乗用車がブレーキを踏んで停止したこの場面などでは、交差点内で急に減速したことや窓から顔を出してトラックを指差しているのを見て逆に恐怖を感じたといいます。
トラックのドライバー
「(乗用車がブレーキを掛けて)危ないと思って避けようと思ったらスピードを上げたんですよ、それで急ブレーキ。逆にこっちがあおられて文句言われたみたいな。この時点で恐怖きましたね、怖いなと」
そして、トラックのドライバーは恐怖から逃れるためにそのまま走り去ったといいます。
さらにこの後、映像はありませんが、乗用車に追い付かれて暴言を吐かれたと言います。乗用車のドライバーは暴言を否定しています。
トラック側の主張に対し、乗用車のドライバーは…。
乗用車のドライバー
「正直、こっちの方が車が小さいので衝突されると被害は大きいですから、事故だけは避けたいと思った」
車の中、互いに意思疎通が取れない状況で起きてしまった今回の出来事。
乗用車のドライバー
「お互いにというか、ドライバー皆が気を付けてればこういったことはないと思うので、心の余裕が大事だと思う」
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。