2022年2月に閉場した那覇市の旧牧志公設市場衣料・雑貨部が、飲食店として来年7月にもリニューアルオープンすることが分かった。雑貨部跡には、沖縄の食材を使ったメキシコ料理店などが25年7~8月にオープン予定。衣料部跡には、飲食店を集約したフードホールが同年10月ごろの開業を予定してる。

 旧牧志公設市場衣料・雑貨部の建物を所有するシンバホールディングス(浦添市、安里享英社長)が6月28日、商店街関係者向けに説明会を開いた。

 現時点で計14店舗が出店する見通し。メキシコ料理店はオープンキッチンで、テラス席を設ける。フードホールには各店舗にイートインスペースを設け、コワーキングスペースとしての利用も見込む。

 市場付近では大衆酒場の急増で騒音や悪臭などが問題になっており、説明会では商店街関係者から、営業時間や周辺への配慮を求める声が上がった。

 関係者の一人は「ずっと閉まっていた衣料・雑貨部がリニューアルされるのはうれしいが、治安が悪くなると街の価値も下がる。所有者ときちんとすり合わせしていきたい」と話した。(社会部・玉城日向子)

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