水俣病被害者らとの懇談の場で環境省の職員がマイクの音を切った問題で、伊藤環境大臣が熊本で被害者団体らと改めて懇談をしました。

伊藤信太郎環境大臣
「真摯に耳を傾ける意識が欠落していたことは大変遺憾であり、大いに反省しなければならないと思います」

水俣病被害者・支援者連絡会 山下善寛代表代行
「『信なければ立たず』という言葉があります。形式的な再懇談では、問題解決につながらないと思います」

 伊藤環境大臣は今回の懇談では時間制限を設けず、被害者団体から求められていた不知火海沿岸での住民健康調査について「遅くとも2年以内に開始できるよう準備する」などと回答しました。

 この後、水俣病が公式確認されるきっかけとなった患者の田中実子さんの自宅を訪れる予定です。

 再懇談は8日と10日・11日の日程で行われます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。