横山ゆかりちゃん事件の情報提供を求めるCMの撮影に臨む今井敦警部(右から2人目)ら=群馬県太田市の太田署で2024年7月4日午後2時15分、湯浅聖一撮影

 群馬県太田市内のパチンコ店で1996年、当時4歳の横山ゆかりちゃんが行方不明になった事件で、情報を求めるCMの撮影が4日、太田署であった。太田、桐生両市などを拠点にするケーブルテレビ局「光ネット」(太田市)が同署と共同で制作。事件発生から28年となる7日から1カ月間、1日4回放送する。

 CMは約3分間。県警刑事部重要事件特別捜査班長の今井敦警部(44)らがポスターを手に「28年間、ゆかりさんの帰りをずっと待っているご家族のためにも情報が必要です」と協力を呼びかけ、重要参考人になっている男性の特徴や、有力な情報提供者への報奨金などを説明した。

 2016年から毎年制作している。今井警部は「事件の風化を防止するためにも、広く情報提供を求めることは重要。ささいな情報でも多ければ解決に迫る確率は高まる」と話した。【湯浅聖一】

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