厚生労働省の調査で18歳未満の子どもがいる世帯数が過去最低になった一方で、一人暮らしの世帯数は過去最高となったことがわかりました。
厚労省がまとめた2023年の国民生活基礎調査によりますと、18歳未満の未婚の子どもを持つ世帯は983万5000世帯で全世帯のうち18.1%となり、世帯数と割合ともにこれまでで最も低くなりました。
1986年に調査を始めた時は46.2%でしたが年々、減少を続けていて、去年、初めて1000万世帯を下回りました。
一方で、一人暮らしの世帯は1849万5000世帯で全世帯の34.0%を占め、世帯数と割合ともに過去最高です。
また、65歳以上のいわゆる「高齢者世帯」は1656万世帯で、このうちの51.6%が一人暮らし世帯です。
高齢者世帯数は6年ぶりに減少していますが、厚労省は「高齢者世帯が多い状況は依然として変わらない。長期的に見ていく必要がある」としています。
1世帯あたりの平均所得金額は524万2000円で、去年の545万7000円から減少しました。生活が「苦しい」と答えた世帯は59.6%で、前の年から8.3ポイント上昇しています。
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