祭りを彩る金魚ちょうちんを作る金魚班のメンバーたち=山口県柳井市で2024年7月4日午前10時46分、大山典男撮影

 山口県柳井市の夏祭り「金魚ちょうちん祭り」(8月13日)を前に、市内の柳井広域シルバー人材センターの工房で、祭りを彩る郷土玩具の金魚ちょうちん作りが最終盤を迎えている。

 工房では、60代から80代の「金魚班」11人が4月中旬から週4回集まり、市から注文を受けた500個の制作を開始。竹ひごを曲げて骨組みを作り、和紙を貼って色を塗る工程を分担し、一つ一つ手作りで1日20個ほど仕上げてきた。今回から、ちょうちんに入れる電球がLED(発光ダイオード)に変わったため、目の描き方を工夫して光を透過しやすくしたという。班長の道原知子さん(75)は「心を込めて制作しています。目がキラキラ輝くように作っているので、そこも注目して楽しんで」と見どころをアピールした。

 道原さんたちが作った金魚ちょうちんは観光名所の「白壁の町並み」に飾られる。7月27日には点灯式があり、白壁の町並みやJR柳井駅前などで約2500個のちょうちんに明かりがともされる。【大山典男】

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