「ゴー」という地鳴りとともに十数秒の大きな横揺れに突然襲われた。17日夜に愛媛、高知両県で震度6弱を観測した地震。「いきなりぐらぐらきた」。家は音を立ててきしみ、道路では破裂したとみられる水道管から水がしみ出していた。役場の職員は地震直後から被害の確認に追われた。
震度6弱を記録した愛媛県愛南町の自宅で就寝中だった愛南漁協の立花弘樹組合長(60)は突然の地鳴りで飛び起きた。横揺れが十数秒続き、木造2階建てがミシミシときしんだ。「漁協施設が影響を受けていないか心配だ」と話した。
町では地震直後から役場の全職員に緊急招集がかけられ、対応に追われた。庁舎は大きな物が倒れる被害はなかった。
同じく震度6弱を観測した高知県宿毛市では、午後11時半現在で被害の情報は入っていない。職員が市役所に向かう途中、破裂したとみられる水道管から、水がしみ出ているのを目撃した。
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