17日午後11時14分ごろの各地の震度

 17日深夜、愛媛、高知両県を強い揺れが襲った。最大震度6弱を観測した高知県宿毛市の飲食店で働く男性店長(36)が取材に応じ、「ドーンという強い横揺れから始まり、今も揺れが続いている」と話した。

 地震に見舞われたのは午後11時に店を閉め、片付けを済ませて屋外に出ようとした時だった。店に併設された倉庫に向かうと、棚に保管していた酒瓶が床に落ち、約100本が割れて散乱していた。けが人はいないという。

 四国は南海トラフ地震の発生が懸念される地域。男性は「地元では、いつか大きな地震が来るのではないかといつも話していた」と語った。

 一方、宿毛市と同様に震度6弱を観測した愛媛県愛南町。同町消防本部によると、現在のところ負傷者や建物被害、火災の情報はないという。【洪玟香、深野麟之介】

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