今年から登山者数の上限を一日4000人にするなどの入山規制が行われる富士山。山梨県側では1日に山開きを迎え、悪天候のなか波乱のスタートとなりました。

■富士山入山規制“波乱スタート”

 1日未明、山梨県側からの「吉田ルート」へと向かう道が強風のため一時、通行止めになりました。

埼玉から来た人
「(Q.登山初日だが、予約は?)宿泊施設の予約を(した)山小屋の。早めに行って仮眠を取りたかったので、仮眠が取れるか心配」

 取材班が足止めされて7時間。ようやく通行止めが解除されました。

 5合目に到着してみると早速。雨風が強まっていくなか、軽装な外国人は次々と…。

外国人
「服はバッグに入っているよ」
スタッフ
「服もレインウェアもある?」
外国人
「ああ」
スタッフ
「これはクライミングシューズじゃないけど大丈夫?」
外国人
「大丈夫だよ」

 これまで富士山で問題になっていたのが、外国人観光客の急増などによる混雑や夜通しで一気に山頂を目指す、いわゆる“弾丸登山”です。

 山梨県は今年から混雑緩和のため、1日の登山者の上限を4000人に規制。5合目にゲートを設け、午後4時から午前3時までの間ゲートを閉鎖して夜の“弾丸登山”の抑制を図るといいます。

 また、ごみの問題もあるといいます。

富士山富士宮口ガイド組合 水本俊輔代表
「近年は登山道自体はごみは少ない。週末、登山者の人数が増えたコンディションであれば登山道にごみ、空き缶であったりとか、非常に危険なごみとかも捨てる人もいる」

 今回の取り組みでは、富士山の環境保全や安全対策のため通行料として2000円を徴収します。

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