沖縄県内で相次いで発生した米兵による女性暴行事件について、沖縄県警の安里準刑事部長は1日、沖縄県議会の米軍基地関係特別委員会で「被害者のプライバシー保護の観点から報道発表しておらず、被疑者を検挙、送致した段階で県に情報共有していない」と述べた。県へ情報共有しなかったのは、県警としての判断だと説明した。

 沖縄県内では米空軍兵が昨年12月に16歳未満の少女を誘拐し、自宅で暴行したとして、わいせつ目的誘拐や不同意性交等の罪で今年3月に起訴された。さらに、5月にも米海兵隊員が成人女性に暴行しようとしてけがを負わせたとして、不同意性交等致傷の容疑で逮捕され、6月17日に同罪で起訴された。いずれも、報道で明らかになるまで、沖縄県には知らされていなかった。

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