沖縄本島中部で5月下旬、女性に性的暴行し、けがをさせたとして、沖縄県警が在沖米海兵隊員の20代の男を不同意性交等致傷の疑いで逮捕していたことが28日、分かった。県内では、米軍嘉手納基地所属の空軍兵長が16歳未満の少女を誘拐し、性的暴行したとして起訴された事件が25日に報道で明らかになったばかり。米兵による新たな性暴力事件の発覚に、県内で抗議の声がさらに高まるのは必至だ。
関係者によると、事件は5月下旬に沖縄本島中部で発生。海兵隊員が女性に性的暴行し、女性は抵抗した際にけがを負った。男は逃走したが、その日のうちに基地の外にいたところを逮捕されたという。
県警によると、今年1~5月末までに、殺人・強盗・放火・不同意性交等の「凶悪犯」で摘発された米軍人は4人で、件数は5件。うち3人は不同意性交容疑で逮捕・書類送検された。
1月には、沖縄本島内の住宅街の路上で、県内に住む女性に性的暴行を加えたとして、米海兵隊員の30代の男が不同意性交等の容疑で逮捕されていた。
県警は 1月や5月に起きた逮捕事案について、報道発表していない。米空軍兵が少女を誘拐し、性的暴行したとして起訴された事件では、政府と検察、県警が起訴から3カ月後に報道で表面化するまで県に伝えていなかったことが明らかになっている。
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