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 週末に多くの観光客が訪れる日光。「竜頭の滝」の駐車場の近くで番組が取材している途中、クマに遭遇した。木に登ったクマが木の実を食べている様子が見られた。

■取材中に遭遇…クマ撃退の一部始終

取材班がクマに遭遇 この記事の写真

 26日午後4時ごろ、栃木県日光市で取材班がクマに遭遇した。近くにいた人がクマの存在を周囲に伝える。

 実は、26日正午ごろにも、同じ場所でクマが目撃されていた。

クマが出没した場所

 場所は、週末には多くの観光客が訪れる、日光有数の観光スポット「竜頭の滝」の駐車場のすぐ近くだ。

 取材班が遭遇したのは、体長1メートルほどのクマ。お昼に登って実を食べていたという木と同じ木に登って、クマがまた実を食べていた。

 クマのすぐ奥に見えるのは、近くの宿泊施設の社員寮だ。

 木を揺らしながら木の実を食べているクマ。時折、周囲を鋭い目で見渡す。

クマがいて進めず

 駐車場に入ろうとする車も、前にクマがいるので進むことができないでいる。

クラクションの大きな音に反応

 揺れる木の上でも、うまくバランスをとるクマ。するとその時、クラクションの大きな音にクマが一瞬、ビクッと反応する。しかし、向きを変えて実を食べ続けていた。

 左手で枝を口元に手繰り寄せ、器用に木の実を食べている。

 一心不乱に木の実を食べ続けているクマ。すると、また駐車場に1台車が入っていった。

爆竹の音に驚き、木の下へ 車道を横切り逃げる

 取材班がクマと遭遇して10分ほど経過した時、爆竹の音が響き渡った。それに驚いたクマが木から降り、車道を横切って逃げていく。そして、クマは林の中へと消えていった。

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■クマの耳には“赤いチップ”

■クマの耳には“赤いチップ”

 クマがいた場所へと行ってみると、地元住民が折れた枝などの片づけを行っていた。

クマが食べていた木の実 地元住民
「(Q.これ食べるんですね?)食べてましたね」 警察が到着も…

 クマが逃げてから5分後、通報を受けた警察が現場に到着した。

警察
「(Q.爆竹鳴らしたら逃げちゃった)あー、もう…」
「どっちの方に逃げていきました?」 住民
「向こうに逃げました」

 クマが現れた時の様子を警察に説明する住民。そのやりとりの中で、聞こえてきたのは、こんな言葉だった。

警察「右耳に赤いのつけた…」 警察
「右耳に赤いのつけた…」 赤いチップ

 先ほどのクマの映像をよく見てみると、クマの耳には赤いチップのようなものが取り付けられていた。

警察
「(Q.昼間の個体と同じ?)同じだと思いますね」

 けが人などがいなかったこともあり、警察は状況の説明を受けると、その場をあとにした。

 クマが立ち去るきっかけとなった「爆竹」。

爆竹 爆竹を鳴らした地元住民
「(Q.これ(爆竹)は常に持ってるのか?)そうですね。これでサルとかシカとか、みんな逃げていくんで」 サル

 そう、日光といったら有名なのはサル。

観光客
「日光っていうと、私なんかのイメージはサル。サルのイメージがあったけど、クマはここの所、初めて聞くような話」

 しかし今や、サルだけでなく、クマも連日のように日光で出没していた。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年6月27日放送分より)

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