26日正午ごろ、東京都内の住宅街に現れた野生のサル。畑の野菜を荒らす様子も。警察官や地域の住民総出で捕獲に乗り出す騒ぎとなっています。

■都内の住宅街にサル 大捕物に

 一報を聞き、住宅街を走るカメラ。角を曲がると現れたのはサルです。毛づくろいを始めます。

 現場は立川駅から徒歩20分ほどの住宅街です。26日午前、東京・立川市でサルがいるとの通報がありました。

近隣住民
「可愛いけど、可愛いけど、可愛いね」

 近隣の人々が集まってきますが、警戒する様子はありません。

近隣住民
「初めて見ました」

NPO法人生物行動進化研究センター 理事長 パンク町田さん
「成獣の雌じゃないかと思う。50センチって、もう大人ですよ」

 サルは住宅へ入ります。

110番通報する住民
「サルが家の庭にいるんです」

 近隣住民が網を持ち出します。警察官を差し置き、捕獲に向かいます。ただ、サルは追跡の手をかいくぐり…。農作物への被害も。

■都内の家の中にサル 捕獲作戦へ

 立川市の住宅街に出現したサル。住民が捕獲に乗り出します。追跡を振り払うかのように屋根に…。

 警察官が追跡します。

 応援の警察官も増え、様子をうかがいます。なんとも自由なサル。一眠りし、おなかが空いたのでしょうか。

 有刺鉄線もなんのその。器用に潜り抜けます。そして再び道路へ。市の職員らに囲まれます。

■どこから来た?都内の住宅にサル

 農作物への被害も…。午後4時現在。市の職員らがサルを見守り続けています。

立川市の職員
「サルが近寄ることもあると思う。当然、爪とか危険。興奮するとどうなるか。むやみに近付かない、目を合わさない」

 立川市の住宅街に現れたサル。一体どこから来たのでしょうか。

NPO法人生物行動進化研究センター 理事長 パンク町田さん
「当然、あそこら辺にいるのは多摩地区」
「(Q.移動距離としては、そう驚く距離ではない?)全然、普通ですよね。もっと都会に来てもおかしくない。かなり空腹になったので、住宅近くの食料に手を付けたと。それによって人慣れが進んだ可能性があります。餌(えさ)付けすると人を襲うようになってしまいますので、餌付けは絶対してはいけないです」

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