上空の寒気などの影響で大気の状態が各地で不安定となっています。17日夜も16日夜と同様に「大粒のひょう」に注意が必要です。
■大気不安定 千葉で“局地的な雷雨”
17日午後、千葉県で雨が降り出しました。突然の雨に傘を持たない人も多いようです。風も吹き荒れ、雨の勢いは増すばかりです。
札幌市の上空。正午ごろから空は怪しくなり、午後1時には真っ暗です。その後、20分ほどで明るくなりました。
列島は不安定な空。静岡県は土砂降りの朝を迎えます。
地面にたたき付ける雨。たちまち道路は水浸しになりました。側溝は雨水が川のように流れていきます。視界も悪く、ライトをつけて走る車も少なくありません。
夜明け前、空が光ります。静岡県浜松市では1時間に54.5ミリの非常に激しい雨を観測しました。本州で1時間に50ミリ以上の雨が降るのは今年初めてです。
市内を流れる安間川。記録的な雨で水位が急激に上昇しました。川幅は普段の2倍以上に達していました。
なぜ天気は不安定になっているのでしょうか。理由は季節外れの暖かさにあります。
10代の人
「暑くてしょうがなくて持ってきちゃいました」
40代の人
「暑いです。中にノースリーブ着てます」
「(Q.この時期にノースリーブ着るのは?)ないです。初です」
地上が夏の暖かさになる一方で、上空には寒気が流れ込んでいます。気温差は約40℃に上り、この影響で大気の状態が不安定になっているのです。
■大気不安定 相次ぐ“大粒のひょう”
この気象条件は16日から続いています。兵庫県で不気味な空から降ってきたのは大粒のひょうです。
兵庫県だけでなく、ひょうは鳥取県でも降りました。なかにはゴルフボールほどの大きさのものも。屋根にはいくつもの穴が開くほどの威力です。
ひょうはこの後、東京でも降るかもしれません。17日午後3時すぎ、成田空港のカメラには雨柱が映っていました。
異変は他にも…。福岡市内。空をかすませているのは、霧だけではありません。列島には16日から中国大陸から黄砂が帯状になって流れ込んでいます。
黄砂は列島の広い範囲で確認されていて、引き続き18日も警戒が必要です。
▶テレ朝天気
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