沖縄県などが主催する追悼式での岸田文雄首相のあいさつ中、複数からやじが飛んだ。大宜味村の男性(58)は「沖縄を犠牲にするな」などと叫んだ。警察官らに式典会場から連れ出されながらも「軍隊は住民を守らない。県民は声を上げなければいけない」などと訴えた。

 東村の女性(45)は米軍北部訓練場返還跡地で発見した空包7発を持ち込み、会場外から「銃弾を基地と一緒に持ち帰れ」と叫び、その後、糸満署に任意同行された。

 県警はこの日、千人規模で会場を警備。警察犬を配備し、所持品検査を入念に行うなど「厳戒態勢」を敷いた。家族3人で訪れた50代の女性は「早朝から警察官が多くてびっくり。式典も参加したかったが、混雑していてやめた」と疲れた表情だった。

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