司法に関わる仕事を目指す若者が減少するなか、学校現場に司法教育を浸透させることを目的とした教職員ら向けのセミナーが東京都内で開かれ、現役の検察官や弁護士が登壇しました。

　23日、都内で開かれたのは、中学・高校の教職員や保護者らを対象にしたセミナーです。

　現役の検察官や弁護士らが登壇し、普段の仕事内容の説明のほか、強盗傷害事件を例に刑事手続きの流れなどを解説しました。

参加した保護者
「逮捕されて捕まっちゃったら、よかったなとかって話がそれで終わりになっちゃったんですけど、そういう方たちの生きるすべとか、見方とかも変えていかないと、どこまでいっても埋まらないものってあると思うので」

司法教育支援協会　熊田彰英代表理事
「目指す若者が減少しているだけではなくて、やはり法曹界全体、あるいは司法全体としても人材不足に陥っているので、とにかく刑事司法という世界を知ってもらって、できることならお子さんですとか、それから生徒の皆さんをそうした世界にいざなってもらいたいと」

　主催する団体は、8月にも中学生や高校生に向けたイベントを開催する予定だということです。

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