沖縄県の南城市役所内のハラスメントに関する同市議会の特別委員会は21日、市職員向けに実施したアンケート結果のうち、特別職(市長、副市長、教育長、市議)による被害分を市ホームページで公表した。古謝景春市長による具体的な被害の申告は「キスされた」「飲み会の席で隣に座らされ、机の下で手を握られたり太ももをなでられたりした」「卑わいなことを言われた」など9件。
回答263人のうち、ハラスメントを「受けたことがある」は47人、「見聞きしたことがある」46人、「相談を受けたことがある」11人(複数回答あり)。このうち30人は、古謝市長や瑞慶覧長敏前市長を含む特別職による被害だった。
アンケートはことし4月12日までに市職員に配布。本庁舎以外に勤務する委託職員や会計年度任用職員にも追加配布し、回答期限を約1カ月延ばして5月24日にした。特別委員会はアンケート結果を踏まえ、第三者委員会の設置を市に求める考えを表明している。
古謝市長はこれまでに報道されている「キスされた」との訴えについて、市議会答弁で否定している。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。