横浜市立大付属病院

 横浜市立大付属病院は18日、賞味期限が7カ月以上前に切れたジャムを、一部の入院患者に提供したと発表した。延べ223食分に上るが、体調不良を訴える患者は今のところいないという。

 同病院総務課によると、賞味期限が切れたジャムは9~15日、パン食の入院患者206人に提供された。15日の昼食で、患者が個包装の記載で気付いて発覚した。ジャムの賞味期限は2023年11月6日だったが、倉庫でコンテナに保管する際に1年長く「24年」と誤転記したという。

 同病院は食品の発注から在庫、調理、衛生管理を外部委託。賞味期限の確認が徹底されておらず、手順を明確化するようマニュアルの作成を委託業者に指導した。遠藤格病院長は「患者の健康を預かる立場である当院の食品衛生管理が徹底できておらず、誠に申し訳ない。再発防止の徹底に努力する」とコメントした。【岡正勝】

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