栃木県那須町の河川敷で、焼けた2人の遺体が見つかりました。手は縛られ、顔は粘着テープでぐるぐる巻きにされていたということです。このうち1人の身元が明らかになりました。

■電波も届かない森の中で…犯行直後か

 身元が判明したのは、職業不詳の宝島龍太郎さん(55)です。

きのう午前8時20分
「マネキンのようなものが燃えている」

 画面中央下から現場へと伸びる道。ブルーシートが見える辺りは、わずかに車が一台通れるぐらいの舗装された道が見えます。周囲に住宅はなく、携帯電話の電波が届かない森の中だといいます。

遺体発見者の同僚
「110番というか、近くの駐在まで行ってそこからの連絡です」

 こう話すのは、近くで仕事をしているという遺体を発見した人の同僚です。その証言から、いくつかの不審な点が浮かび上がります。

遺体発見者の同僚
「手を縛られていて、顔が粘着テープでぐるぐる巻きになったと聞いています」

 警察によりますと、遺体の全身は焼かれた状態で、性別や年齢も分からない状態だったといいます。そのうえ、手が縛られ、顔はぐるぐる巻きの状態でした。

 見つかった時に煙が上がっていたことから、犯行からそれほど時間が経っていないことも考えられます。さらに…。

■怨恨か…司法解剖進める

遺体発見者の同僚
「なんでこんなところにってことで(川辺に)降りて行ったら、ご遺体といいますか、人の体みたいなものが見えた」

 埋められることもなく、その場に放置されていた遺体。なぜ、遺体はすぐ見つかる状態で残されていたのでしょうか。

 2人への強い怨恨(えんこん)も伺わせる事件。宝島さんらに一体、何があったのでしょうか。

 警察は16日、死体遺棄事件として捜査本部を設置。司法解剖でもう一人の身元の特定を進める方針です。

(「グッド!モーニング」2024年4月17日放送分より)

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