JR博多駅前で、元交際相手の女性を殺害した男の初公判が開かれ、男は「待ち伏せしていない」と起訴内容を一部否認しました。

　起訴状などによりますと、寺内進被告（32）は去年1月、福岡市のJR博多駅前の路上で、つきまとい行為が禁止されていた元交際相手の川野美樹さん（当時38）の胸や背中などを包丁で複数回刺して殺害した罪などに問われています。

　福岡地裁で開かれた裁判員裁判の初公判で、寺内被告は「待ち伏せしたことは違います」と起訴内容を一部否認しました。

　冒頭陳述で、検察側は「被害者がストーカー行為について警察に相談したことを逆恨みした」と指摘。

　弁護側は、当日被害者と出会ったのは「全く思い掛けないことだった」などと主張しました。

　17日はこの後、証拠調べに入り、寺内被告本人への質問が行われる予定です。

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