東京・港区のバスの車内で20代の中国籍の男性が顔や腹などを刃物で刺された事件で、警視庁は中国籍の大学院生の男を殺人未遂の疑いで逮捕しました。

 中国籍のジャン・イーニン容疑者(37)は14日午後5時半ごろ、港区港南を走っていたバスの車内で口論になった20代の中国籍の男性を刃物で切り付けてけがをさせた殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。

 男性は顔や腹にけがをしましたが、命に別状はないということです。

 警視庁によりますと、2人は知人同士で、仕事先に向かうバスの車内で口論になったということです。

 ジャン容疑者は「殺そうとしたことに間違いありません」と容疑を認めていて、自分に対する態度が悪くイライラして許せないと思ったという趣旨の話をしているということです。

 警視庁は2人に金銭関係のトラブルがあったとみて詳しく調べています。

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