JR西日本のマーク=平野美紀撮影

 JR西日本は14日、12日朝に起きた京都線の信号トラブルについて、指令のミスが原因だったと明らかにした。11日から12日にかけて京都線で信号や車両トラブルが相次ぎ、2日間で計約20万人以上に影響が出た。JR西は「大規模な輸送障害を連続して発生させ、深くおわび申し上げる。引き続き再発防止に努める」と謝罪した。

 JR西によると、12日午前6時40分ごろ、京都線茨木駅で信号が赤のまま変わらないトラブルがあった。直前に指令員が駅の側線に貨物列車(26両編成)を誘導。列車が側線の許容を超えた長さだったため、信号に影響を与えたという。

 11日夕には、京都線茨木―千里丘(大阪府摂津市)間を走行していた特急「サンダーバード33号」の揺れを検知する装置が作動して緊急停止。12日未明にも京都府向日市の向日町駅で信号トラブルが起きた。これらの原因は、装置につながる配線の不具合や工事時のミスだったという。【洪玟香】

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