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小池知事が13日に公表したのは「AIゆりこ」。都知事選へ向け小池氏、蓮舫氏のアピール合戦が始まるなか、街の人がどんな公約を求めているのか聞きました。

■小池氏「AIゆりこ」で実績アピール

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国家予算並みの財政規模を誇る東京の知事に誰を選ぶのか?17日間にわたる選挙戦の開始は1週間後に迫っています。

13日朝、現職の都知事は、こんなものを発表しました。

AIゆりこ(小池都知事のXから)
「みなさん、おはようございます。この動画は、わたくし、AIゆりこがお届けします」

生成AIで作成された「AIゆりこ」です。

AIゆりこ
「わたくし、小池百合子、知事就任後の東京都では子育て、教育施策の所得制限撤廃が進んでいます」

確かに、しゃべり方はすこしぎこちないようです。なぜこの動画を作成したのか、本物の小池知事に聞きました。

東京都 小池百合子知事(71)
「いま私、公務で毎日励んでいるために、時間的な制約もありますので、AIを有効に活用して、『AIゆりこ』からお伝えするという形をとっております」

知事周辺によると、先週くらいに小池知事本人が思いつき、急ピッチで作ったといいます。そして、出馬表明をした翌日の13日、SNSで発表されました。

ちなみにX(旧ツイッター)を更新するのは、1年半ぶりのことです。

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■「国会卒業します」蓮舫氏があいさつ

■「国会卒業します」蓮舫氏があいさつ

13日、蓮舫参議院議員が訪れたのは、立憲民主党の1期生議員との集まり。

立憲民主党 蓮舫参院議員(56)
「私なんかのために集まっていただきありがとうございます。北海道、思い出しますね。思い出しますね、福岡。東京、思い出しますね。ちょっとだけ先に国会を卒業します。でも首都東京のトップとなって、皆さんと一緒に国を良くしていきたいと思っています。支えてください、よろしくお願いします」

蓮舫議員は、今月20日の立候補と同時に、国会議員ではなくなります。

(井澤健太朗アナウンサー)
「来月7日、七夕の日に投開票を迎える都知事選には、いま40人以上が立候補を表明しています。ポスターを貼る掲示板にはいま、48人分まで貼れますが、今後、足りなくなる恐れもあります」

広島県安芸高田市長だった石丸伸二さん、自衛隊の元航空幕僚長の田母神俊雄さん、元衆議院議員の小林興起さんなど、都知事選の候補者は過去最多。

13日も新たに立候補を表明した人がいます。

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■何を求めますか?都知事選の公約

■何を求めますか?都知事選の公約

七夕の首都決戦。あなたが都知事に望むのは?

60代
「(Q.都知事に望むことは)国政をあまり持ち込まないで、きちんと地方自治という原点でやってもらえればと思う」
「(Q.どんな公約を期待するか?)まずは災害の時にパニックにならない町。通勤にもっと負担のかからない町」 20代
「テレワークとかが進んで、満員電車も緩和できるといいかな。家賃が高いので、少し家賃を低くして、もっと若者も生活しやすい社会にしてほしい。給料の半分くらいは家賃で取られてしまっているので」

多く聞かれたのが、 子ども・子育てに関することです。

60代の2人
「なんか3.0って言ってなかった、きのう(12日)。よくわかんないけど」
「(Q.どんな政策・公約を望む?)子どもかな」

「子どもが少ないって」
「話しながら歩いてきた」

「(東京の合計特殊出生率は)0.99ですよね。だからやっぱり子どもの政策やっている、やっているって言っても、ここまで(出生率が)低いから、十分じゃないんじゃないですかね」

「都庁の(プロジェクション)マッピングもいいんだけど、それじゃなくて、ちょっと違うとこに使いませんかって」
「お金ね」
「お金」 70代夫婦
「特に子どもが少なくなっているので、少子化対策は打ってほしい」
「(Q.どんな政策?)教育の無償化だとか、都でしっかり援助してもらえるような体制を作ってもらえれば、もう少し子どもの数が増えてくるのかな」

現役の子育て世代も、より充実した支援を求めています。

40代(3歳と1歳の子育て中)
「上の子は保育園なんですが、下の子が入れなくていま自宅にいて、育休を延長している状態。感染症が出たときに病気の子どもを預ける先がなくて、どうしても休まなければいけないってところがあるので、復職した後、働く人のケアができるような施設が増えたらいいかな」

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