東京都の小池知事が12日、都知事選への立候補を表明し、「東京大改革3.0」を打ち出しました。
■小池知事が出馬表明「東京大改革3.0」
東京都 小池百合子知事 この記事の写真 小池知事「“もっと”良くなる。“もっと”良くする東京」 立憲民主党 蓮舫参院議長 立憲民主党 蓮舫参院議長
「東京は“もっと”良くなります。“もっともっと”良くなります」 カメラを意識?
出馬表明を終えたばかりの小池都知事は、「中継ならお手伝いしますよ」と、カメラを意識した発言が続きます。その後の取材対応でも…。
小池知事「リアル(生中継)でやっているのは?はい、そちら。分かりました。はい」
この日は勝負カラーの緑ではなく、青のジャケットに青のネックレスで臨みました。
小池知事「(Q.緑の服を着ていませんが…)公務をしっかりしているので、メリハリをつけた対応を」 出馬表明 小池知事
「バージョンアップさせた東京大改革3.0を進めていく。その覚悟を持って、7月の東京都知事選挙への出馬を決意いたしました」
前回、旗印に掲げた「東京大改革2.0」。その「2.0」を引き継ぐ形で新たに打ち出したのが「東京大改革3.0」です。
自民党へのあいさつ回り小池氏支援を打ち出した自民党へのあいさつ回りでは、小池氏はなごやかな表情を浮かべました。
小池知事「お支え頂いてありがとうございます。これからもより良い都政を」 自民党(都議会) 菅野弘一幹事長
「これからはぜひ一緒に、都政改革の実現に『3.0』ぜひ実現に向けて」
「(Q.『東京大改革3.0』というのは?)それはきょう、急に出てきたからね。『2.0』がどうだったのか検証したわけではないけど、一緒に力になるような形でという意味合いで、話をしたまでです」 都民ファーストの会へのあいさつ回り
自身が特別顧問を務める地域政党・都民ファーストの会では、小池知事が「よろしくお願いします」とあいさつし、拍手を受けました。
公明党へのあいさつ回り同じく、小池知事の支援に回る公明党では、小池知事は深々と頭を下げ、ひとり一人と握手を交わしました。
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■小池氏・蓮舫氏はいつ公約発表?■小池氏・蓮舫氏はいつ公約発表?
共産党へのあいさつ回り一方、野党は冷ややかに小池都知事を出迎えました。
小池氏は蓮舫氏を支援する共産党で「みなさんありがとうございました」とあいさつしました。すると、共産党からは「8年間お疲れさまでした」などの声が上がりました。
立憲民主党都議会 西沢圭太幹事長蓮舫氏を支援する立憲民主党の滞在時間は、たったの20秒でした。
小池知事「特にないみたいね。2期8年、本当にありがとうございました。これからも都民のために頑張ってまいります」 立憲民主党(都議会)
西沢圭太幹事長
「何を東京大改革3.0なのかなと単純に思いました。私たちとしては、知事を代えるしかないと。そういった気持ちに改めてなった」 動き出す蓮舫氏
小池知事が出馬表明した一時間ほど前、蓮舫氏も動き始めていました。
蓮舫氏「いま、立憲民主党の離党届を提出してきました。都民のために無所属という形を選びました。とにかく私は挑戦者ですから」 政治ジャーナリスト・田崎史郎氏
無所属で出馬する2人。この時点でも公約を明らかにしていないことに対して、政治ジャーナリスト・田崎史郎氏は次のように述べました。
田崎氏「相手の手の内を見てから自分のカードを切りたいと思うから。できるだけ相手の公約を見てからやりたいと思う。どっちが先になるか分からない。お互い真似されたくない。あるいは被せてやられたくないという気持ちが働くわけです。後出しじゃんけんになってしまうということです」
では、いつ公約を発表するのでしょうか。
田崎氏「20日には告示ですから、17日、18日、19日の間に発表されるのではないか、両方が」 立候補予定者
都知事選には他にも、安芸高田市の前市長・石丸伸二氏、元航空幕僚長の田母神俊雄氏、元衆議院議員の小林興起氏など、現時点で40人以上が出馬表明していて、過去最多となる見込みです。
告示は20日、投開票は来月7日に行われます。
(「グッド!モーニング」2024年6月13日放送分より)
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