上方落語の人気を支えた落語家・桂ざこばさんが「ぜんそく」のため、12日未明に自宅で亡くなりました。76歳でした。

 1947年、大阪市で生まれた桂ざこばさんは、中学を卒業した後、三代目・桂米朝さんに弟子入りしました。

 朝丸の名でデビューすると、やんちゃで朴訥(ぼくとつ)なキャラクターで人気を集め、1988年には二代目桂ざこばを襲名しました。

 人情味あふれる芸風で米朝さん直伝の古典落語を得意とし、ラジオやテレビ番組でも長年、活躍しました。

 ざこばさんは、2017年に脳梗塞(こうそく)で一時入院しましたが、その後、高座に復帰し今年4月、3人の弟子の襲名記者会見にも元気な姿を見せていました。

 事務所によりますと、通夜と葬儀は家族葬とし今後、お別れの会を執り行う予定だということです。

画像:朝日新聞社(2020年6月撮影)

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