1羽の雌のハトしか飼っていないのにひなが孵(かえ)る。奇跡のような話がSNSで話題となっています。

 ハトの足元にある2つの卵。割れた殻を取り除くと、そこにはひなの姿が。

 この動画は10日にXに投稿されたもので、室内で、しかも1羽だけで飼われている雌のジュズカケバト「ちゃる」にひなが産まれたというのです。

 通常、多くの動物は雄と雌が交配して繁殖をしますが、魚類や爬虫類の一部のような単体で子を産めるいわゆる「単為生殖」ができる生物も存在します。

 しかし、鳥の雌は単体でも卵を産むことができますが、無精卵のため、本来、ひなは孵りません。

 山階鳥類研究所の小川博所長によりますと、七面鳥など一部の鳥類による事例はまれに報告されているそうですが、ハトでは極めて珍しいということです。

 この奇跡のような出来事にXでは「世界が驚嘆しています」「神秘的!」などとひなの誕生を祝うコメントが寄せられています。

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