茨城県の国営ひたち海浜公園では、ここ数日の暖かさでネモフィラが一気に丘を青く染めています。

 この“季節外れの暑さ”が果物農家の“救いの手”になるかもしれません。

 メロン生産量日本一を誇る茨城県鉾田市は、春メロンの収穫を間近に控えています。上品な甘さとなめらかな果肉が特徴のメロン。茨城県のオリジナル品種「イバラキング」です。その生育が今年は苦戦が続いていました。

メロン農家 根崎直喜さん
「このつるはメロンが2つ付いていなくて、これだけ」

 鉾田市では先月の降水量が平年の1.7倍となるなど天候が安定せず、ミツバチによる受粉作業なども滞りました。

根崎直喜さん
「今年はどうしても雨が先行。メロンにとっては厳しい」

 そんな“春メロン不作”の一歩手前で「待った」を掛けたのがこの日差しです。

 農家の根崎さんは収穫間際の“天候”が極めて重要だと話します。

根崎直喜さん
「収穫間際になったら一気に糖度が上がる。晴れてくれていればうれしい」

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