異常気象の要因とされ、2023年から続いてきた「エルニーニョ現象」について、気象庁は「終息したとみられる」と発表しました。
「エルニーニョ現象」は南米ペルー沖で海面水温の高い状態が続く現象で、世界中で異常気象をもたらす要因の1つとされています。
2023年春から続いてきましたが、気象庁は10日、大気や海の状態からエルニーニョ現象の特徴が見られなくなったとして、5月ごろまでに「終息したとみられる」と発表しました。
一方、ペルー沖の海面水温が逆に低い状態が続く「ラニーニャ現象」が秋にかけて発生する可能性が高まっているとしました。
「ラニーニャ現象」が起きると、日本では夏の気温が高くなる傾向があります。
気象庁は3カ月予報で5月以降も全国的に平年より気温が高くなると見込んでいて、熱中症への早めの対策を呼び掛けています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。