9日は低気圧が接近した西日本で激しい雨が降り、気象庁は四国が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。一方、過ごしやすい一日となった東京の都心では、6年ぶりの祭りが最高潮を迎えました。
■東京 6年ぶりの祭り最高潮に
日本橋が沸き上がります。威勢の良い掛け声とともに、目抜き通りをいくつものみこしが練り歩きます。
担ぎ手
「最高!」
日本三大祭りの一つ、東京・日枝神社の「山王祭」。9日、最終日を迎えました。
NYから来た観光客
「すばらしい!ランチを食べて出てきたら日本橋に人が集まっているのが見えて、『何が起きているの?』という感じだったわ」
江戸時代、三代将軍・家光が子どものころから続く伝統の祭り。これまで1年おきに行われていましたが、新型コロナの影響で2度中止に…。
6年ぶりの復活を祝う目玉がありました。それが、大きなゾウの山車(だし)です。
見物客
「こういうお祭りでゾウが出てくるなんて初めて。すごく良かった」
当時の祭りの様子です。江戸の町をゾウの山車が歩いています。1本の足に1人が入っています。今回、これを再現し、祭りの再開を祝いました。
ちなみに、江戸城の「半蔵門」の由来はゾウの山車が大きすぎて半分しか入らなかったからだという説もあります。
山車のなかには現代風のものも。高級外車に乗るお代官様です。
3日間行われた祭りは最終日、最大の見せ場を迎えます。16基のみこしと山車が日本橋の真ん中で、次々に盛り上がります。
■富山 「滝開き」で火渡り
祭りが熱くなる一方、9日は暑さが8日より落ち着き、過ごしやすい一日となりました。とはいえ彼らが歩くのは火の付いた炭の上です。熱くないわけがありません。そして…。
身体を冷やしているわけではありません。富山の大岩山日石寺で「滝開き」があり、人々は修行に来たのです。
■北九州 7.5万株のアジサイ見ごろ
北九州市の公園では、およそ7万5000株のアジサイが見頃を迎えています。雨の季節に華やかに咲くアジサイ。
9日、四国は平年より4日遅く梅雨入りしました。
▶テレ朝天気
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。