駿河湾から太平洋に伸びる地震観測システムで緊急地震速報が遅れる恐れがあった不具合について、気象庁は7日、システムが復旧したと明らかにしました。

 太平洋の海底にある地震観測システムでは5日午後から陸上に置かれた装置に不具合が生じ、気象庁が取得するデータに正確な時刻を反映できなくなっていました。

 このため、このシステムを用いた緊急地震速報への活用を止めていましたが、7日午後4時、機器の復旧を終えて緊急地震速報への活用を再開したことを明らかにしました。

 周辺で地震が発生した場合に、緊急地震速報の発表が最大で13秒ほど遅れる恐れがありましたが、解消したということです。

 このシステムを巡っては2022年以降、ケーブルが切れるなどの不具合が続いていて、今年3月に運用を再開したばかりでした。

画像提供:NECネッツエスアイ

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