職務上、知り得た秘密を退職後に漏らしたとして逮捕された鹿児島県警元幹部の男が「本部長が犯罪行為を隠ぺいしようとしたことが許せなかった」と裁判で述べました。

県警の前の生活安全部長・本田尚志容疑者(60)が、警察情報を外部の第三者に漏らした疑いが持たれています。

5日、本田容疑者側が勾留理由の開示を求めた裁判が開かれました。本田容疑者は、あるメディアの記者に資料を送ったことを認めたうえで「県警職員が行った犯罪行為を、野川明輝本部長が隠ぺいしようとした」と主張しました。

その野川本部長は県警元幹部の逮捕について「県民の皆さまに不安とご迷惑をおかけしていることに、改めておわび申し上げます」と述べました。

県警は、今回の本田容疑者の意見陳述に対して「個別の事案には回答を差し控える」とコメントしています。

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