2023年度の生活保護の申請件数が25万1364件で、4年連続で増加していることが分かりました。物価高などが背景だということです。

 厚生労働省が公表した生活保護の実態調査の速報値によりますと、2023年度の生活保護の申請件数は25万1364件でした。

 前年度の24万5704件からおよそ2.3%増加し、2019年度から4年連続で増加しています。

 厚労省はコロナ禍で職を失ったり、生活に余裕がなくなったりする人が増えたことや近年の物価高が影響していると分析しています。

 また、社会全体で単身世帯が増えていて、支えてくれる人が少なくなっていることも要因のひとつだとしています。

 今年3月末時点での生活保護受給者の総数は201万8671人で、前の年の同じ月からは9180人減りました。

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