東京都の小池百合子知事(71)は4日の都議会定例会で、今後の都政運営への決意を問われ「少子高齢化、物価高騰、エネルギーなどさまざまな課題が先鋭化している。東京の強みを見極め、どう生かすか考え抜き、都政をさらに加速させることが重要だ」と述べた。都議会定例会で自民党の代表質問に答えた。
小池氏は任期満了に伴う都知事選(20日告示、7月7日投開票)に3選を目指して立候補するか明言していないものの、3期目への意欲をにじませる内容となった。
小池氏は答弁で2期8年の都政を振り返り「チルドレンファーストな社会、誰もが自分らしく輝ける社会、いかなる危機にも揺るがぬ安全・安心な社会の実現に大胆な発想で挑み、国をも動かしてきた」と自負を示した。その上で「都議会の皆様と知恵を出し合い、世界一の都市を築き上げる思いで都政運営に集中している」と述べた。
知事選にはこれまで立憲民主党の蓮舫参院議員(56)、広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)ら約30人が出馬を表明している。【深津誠】
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