栃木県那須町で山岳部の高校生ら8人が雪崩に巻き込まれて死亡し、教師ら3人が業務上過失致死傷の罪に問われている裁判で、30日午後、判決が言い渡されます。

 2017年3月、栃木県那須町で登山の講習会に参加した県立大田原高校山岳部の生徒と教師8人が雪崩に巻き込まれて死亡し、引率していた猪瀬修一被告ら3人が業務上過失致死傷の罪に問われています。

 検察側は禁錮4年を求刑していて弁護側は無罪を主張しています。

 教師だった息子の優甫さん(当時29)を亡くした毛塚辰幸さん(72)は、「再発防止のための教訓になるような判決になってほしい」と訴えます。

息子を亡くした毛塚辰幸さん
「(息子は)登山の経験はなかったが、登山部の第3顧問という立場になった。最後まで自分の言われた仕事をきちんとやろうと思ったんですよね。(部活動において指導者側に過失があるなら)事故の重大性に見合った判決になってほしい」

 判決は午後1時半に言い渡されます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。