沖縄県薬務生活衛生課は28日、北谷町美浜の飲食店で寄生虫「アニサキス」による食中毒が発生したと発表した。同店でサバの刺身の和え物「ごまさば」などを食べた40代の3人のうち1人に激しい腹痛や吐き気などの症状が現れた。那覇市内の医療機関で受診した結果、胃アニサキス症と診断された。同店ではサバについて調理・提供までの間に、アニサキス食中毒の防止に必要とされる24時間以上の冷凍処理の工程がなかった。
県は同店に危害除去命令を発出。生食用魚介類を使用して生食用として提供するメニューについてはアニサキス食中毒を防止するための必要な対策を行うことや、対策を講じるまでは「ごまさば」の提供を行わないことなどを命じた。
県内では、今回の発表を含め1月1日から計8件、患者57人の食中毒が発生している。
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