防衛省=東京・市ヶ谷

航空自衛隊千歳基地(北海道千歳市)は15日、隊員向けの定期健康診断の実施を怠った上、未実施であることを隠すため虚偽の書類を作成するなどしたとして、第2航空団基地業務群衛生隊の空曹を停職8日の懲戒処分とした。「自分の能力で業務を処理しきれず、その場しのぎでやった」と話しているという。

同基地は「個人の特定につながる」として詳しい階級や性別などを非公表とした。

同基地によると、2017年4月~18年3月ごろ、当時所属していた部隊で健康診断に関わる書類の作成を怠り健診を実施しなかったにもかかわらず、実施したとする虚偽の文書を作成し、関連する書類を破棄した。空曹の転出後、担当者が退職者4人の書類が保管されていないことに気付いたという。

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