京都市中心部でタクシーがふらつきながら進み、車と接触した映像。この直後近くでタクシーが逆走して衝突、3人がけがをしています。

■“逆走タクシー”か 直前に接触事故

 ふらっと隣の車に衝突した黒い車。そのまま走行を続けます。事故の数分前に撮影された映像。黒い車は事故を起こしたタクシーとみられます。

 この数分後、800メートルほど先で逆走運転による事故が起きたのです。

 21日午前7時40分ごろ、京都市で事故があったと通報がありました。警察などによりますと、黒いタクシーが逆走し、車3台に衝突。他の車も巻き込まれ、合わせて6台が絡む事故に発展しました。

 現場の堀川通は京都市を南北につなぐ主要な通りの一つです。また、近くには多くの観光客が訪れる二条城があます。

 ふらつきながら南へと進む、よく似た黒い車。その数分後のことです。堀川通を南に走っていたタクシーは対向車が向かってくるなか、逆走を続けたといいます。それは約250メートルにも及んだというのです。

 事故当時、タクシーが進入した反対車線を走行中だった人は…。

反対車線を走行していた人
「(Q.前から車が来た?)そうです」
「だいぶ怖かったです。すぐ避けなきゃいけないと思って、すぐ避けた。あと1秒、2秒前を見ていなかったら当たっていた」
「タクシーはブレーキを踏んでるスピードじゃなかった。当たった勢いで止まった」

 タクシーは営業中でしたが、乗客はいませんでした。運転手は「事故の時のことはよく覚えていない」と話しているといいます。

反対車線を走行していた人
「問い掛けにも答えられないぐらいフラフラ。意識はあったがフラフラしてたので、だいぶけがしていた」

 警察によりますと、72歳のタクシー運転手ら3人が病院に搬送され、そのうち2人が足の骨を折るなど重傷だといいます。

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