■林に巨大な“土壌”会社役員を逮捕

 林の奥にそびえる巨大な土の塊。23日、森林法違反の疑いで業者の男が逮捕されました。

 逮捕されたのは茨城県つくば市の会社役員・長嶺嗣義容疑者(59)。政令で定める規模を超えて盛り土を行ったなどの疑いです。

 福島県西郷村には他にも盛り土が繰り返された場所があります。山裾の土はガードレールに迫り、積み上げられた土の高さは電柱や電線をはるかに超えていました。人の大きさと比べると、盛り土の規模は一目瞭然。取材中にもダンプカーが敷地に入っていくのが確認できました。

■家の裏にも“盛り土”住民困惑

 すぐ近くに住む人は…。

盛り土近くの住民
「ここに来てた人らはおっかないんだよ。これもやっと隠れて撮った。ひびが入っている。ということは危険性がある」

 山の中腹に入る亀裂…。

盛り土近くの住民
「一番(の心配)は土砂崩れ。これから気候変動があるから、一番おっかない。亀裂が入るということは危険度ある」

 去年5月の写真では空き地だったところが10月には巨大な山になっています。土を運んでくる車は県外ナンバーのものが多かったといいます。

盛り土近くの住民
「夜やるんだよ」
「(Q.毎晩のように?)毎晩。昨夜も来たかな」

 警察の調べに対し、長嶺容疑者は容疑を認めているということです。

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