女性客に高額な利用料金の借金を背負わせるなど深刻化する「悪質ホストクラブ」を巡り、その被害者らが対策強化を求めて厚生労働省に要望書を提出しました。

 ホストクラブの女性客に高額な利用料金の借金を背負わせ、その返済のために性風俗や売春などの仕事を斡旋する、いわゆる「悪質ホストクラブ」が大きな問題となっています。

 22日、被害者と支援団体は武見厚生労働大臣と面会し、実態把握や規制の強化などを求めて約4000筆の署名を提出しました。

 被害に遭った女性は取材に対して「私は海外売春から始まって国内売春、AV強要、ホストが言ってくるものすべて受けた」と訴えました。

 支援団体によりますと、コロナ禍に人とのつながりを求めてマッチングアプリを利用したところ、実は相手がホストだったという事案もあったということです。

 厚労省は若い女性への周知や相談窓口の設置など、支援を強化するとしています。

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