体育祭を襲った激しい“つむじ風”。気象台は「今の時期が危ない」と警戒を呼び掛けています。
長崎県大村市の中学校で開かれた体育祭で激しいつむじ風が発生。映像には緊迫した音声も。
辺りの机や椅子はなぎ倒され、テントを飛ばされないよう支えていた保護者2人がけがをしました。
撮影した女性は「その瞬間『もう駄目かも』と恐怖で、連れていた2歳と5歳のおいっ子とめいっ子に覆いかぶさって必死で守った」と話しています。
気象台は、この時期は特に注意が必要だといいます。
長崎地方気象台 宮田博治気象情報官
「(Q.つむじ風が起こりやすい時期は?)だいたい5月から6月、それから秋ですね。晴れた日の日中ですね。地上付近が温められた状態の時に空気が上昇するのですけど、そこに周りの空気を巻き込んで発生する渦巻きです。運動会は特に広い運動場でやるのですが、19日みたいに気温も高いし、お日様も強い状態の時には発生しやすくなります」
地面が温められることで上昇気流が発生。周囲の風向きの影響で、そこに渦を巻く力が加わると、つむじ風が作られます。
もし発生した場合はどうすればいいのでしょうか。
長崎地方気象台 宮田博治気象情報官
「急に発生するものですから、恐らく逃げる暇はないと思う。ほとんどの場合テントを押さえようとして飛ばされている方が多いみたいです。飛んできたものには注意が必要。体を低くして危険を避けること」
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