路面電車にまっしぐら。赤信号で危険な横断。

 買い物からの帰り道、男性は妻を乗せて走行していました。右側に注目を集める、宇都宮市の次世代型路面電車「LRT」=「ライトライン」が見えます。

 ショッピングモール近くの交差点。前方の車は右折レーンへ。男性が肝を冷やしたのは、この直後でした。

 親子でしょうか。子どもと男性の2人が横断歩道に駆け込んできたのです。信号は直進OKの青い矢印が点灯していました。

運転していた男性
「危ない!その一言でした。子どもがLRTしか見ておらず、LRT見たさに一目散に走っていたのかと感じました」

 確かに、停留場にLRTが到着する寸前のことでした。

運転していた男性
「距離感は近かったかと思います。注意喚起でクラクションを鳴らしましたが、車の方に目を向けることはありませんでした」

 男性は急ブレーキ。2人の手前で車を止めることができました。

運転していた男性
「たまたま交通量が少なく、ブレーキを掛けた時に、幸いにも後続車がいませんでした」

 男性が通勤の際にも利用するルート。この交差点では普段から減速するよう意識しているといいます。

運転していた男性
「LRTを下車して交差点付近にある停留場から、歩道を横断する歩行者が増えたと感じています。LRTと車の接触事故が発生していますが、歩行者が引き起こす交通事故にも気を付けた方が良いと感じました」

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