能登半島地震の影響で中断していた南海トラフ巨大地震の新たな被害想定などを検討する専門家会合が5カ月ぶりに開かれ、半島特有の被害を改めて想定するなど能登半島地震の教訓を取り入れていくことなどが確認されました。
地震対策検討WG主査 福和伸夫名古屋大名誉教授
「能登の地震を踏まえて南海トラフ地震対策で取り入れることは何か。比較的自由に議論をさせていただきました」
政府は南海トラフでの地震を巡り、2014年に定めた防災政策の目標について、専門家らによる新たな目標の取りまとめを今年の春に予定していましたが、能登半島地震の影響で検討が中断していました。
5カ月ぶりに開かれた17日の会合では、能登半島地震の教訓を踏まえて半島地域の基幹インフラの被災による被害想定などを含めた取りまとめを秋ごろまでに行うことなどが確認されました。
新たな被害想定や対策は来年中にまとまる方針です。
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