RCCドラムスクールは、スクールの創始者で、日本を代表するドラム奏者とされる猪俣猛さんが88歳で亡くなったことを、公式Xアカウントを通じて明らかにしました。

猪俣猛さん(RCCドラムスクール公式サイトより)


▽▽▽▽ RCCドラムスクール 公表文 ▽▽▽▽

猪俣猛の音楽を愛してくださったすべての皆様

RCCドラムスクール創始者、そして日本を代表するドラマー猪俣猛 は、令和六年十月四日、療養先の病院にて、老衰のため永眠いたしました。享年八十八歳でございました。ここに生前のご厚誼に深謝し、謹んで通知申し上げます。

七十年以上にわたる音楽家としての活動の中で、多くの方々に支えられ、深いご縁を賜りました。本来であれば、皆様お一人お一人にご連絡を差し上げるべきところではございますが、このような形でのお知らせとなりますことをお許しください。

葬儀につきましては近親者による家族葬として執り行い、後日、故人を偲んでいただける機会を設けさせていただく所存です。その際には、あらためてご案内申し上げますので、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

“イノさん”の愛称で親しまれ、新しい挑戦を続けてきた猪俣猛。その折々で皆様に温かくお力添えいただいたことが、つねに大きな励みとなっておりました。故人に代わり深く感謝申し上げますとともに、ありし日の姿を心に留めていただければ幸甚に存じます。

令和六年十月九日

株式会社アール・シー・シー
代表取締役 山本 雄一
RCCドラムスクール 講師一同

△△△△ 全文 以上 △△△△


猪俣猛さんは、1936年(昭和11年)兵庫県宝塚市出身。父親や兄の影響で幼い頃から音楽に触れ、14歳でプロのドラマーになると決意。16歳でデビューし20日で上京。「渡辺晋とシックス・ジョーズ」を経て、名門「西條孝之介とウエストライナーズ」に参加し、後にリーダーとなって名声を轟かせました。数多くの公演を経て、1994年に「ジャパン・ジャスト・ジャズ・オールスターズ」を率いて米ニューヨーク・カーネギーホールなどでの公演を果たし、幼い頃からの夢を実現。日本のジャズのクオリティの高さを世界に広めました。1995年に、個人のジャズミュージシャンに与えられる国内最高の栄誉「南里文雄賞」を受賞。2017年に文化庁長官表彰を授与されています。

猪俣猛さんは88歳・米寿の誕生日を迎えた今年2月にも、自身のYouTubeチャンネルでドラム演奏のライブを生配信するなど、活力に満ちた晩年を送っていました。

【担当:芸能情報ステーション】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。