俳優の吉永小百合さんが『吉永小百合青春時代写真集』発売記念 特別上映会イベントに登壇しました。
「朝を呼ぶ口笛」(1959年)で映画デビューを果たした吉永小百合さんの "映画女優デビュー65周年"を記念して「吉永小百合の青春時代」をテーマに2年間にわたり実施される様々な企画の一環として、6月6日には「吉永小百合青春時代写真集」(文藝春秋)が発売されます。
吉永さんは、娯楽映画研究家の佐藤利明氏とともにトークイベントを行い、撮影秘話などを語りました。初めて渡哲也さんと共演した、原爆がテーマの映画『愛と死の記録』(1966)について、吉永さんは ”浜田さんがけがをして渡(哲也)さんが出ることになった。渡さんは一生懸命役に取り組んでいた” と話し、”ロケは、何度もリハーサルをして、ほぼ隠し撮りみたいな形で行いました。ある日、渡さんが、見つからないんです。どうしちゃったんだろうとみんなで探しました。そうしたら、押し入れで寝ていたんですね。渡さんはリハーサルが嫌だったんじゃないかって思って。みんなでかわいいねって言っていました。そんな渡さんも4年前に亡くなりました。この映画には中尾彬さんも渡さんの友達役で出ていらっしゃった。中尾さんも最近、亡くなられたそうで、本当に寂しいことなんですが、皆さんにぜひ見ていただきたい一本です” と心境を語りました。
これまで123本の映画に出演している吉永さん。124本目の出演について問われると、”124本目の映画は準備中なんですけど、製作会社に絶対言っちゃだめと言われている” とチャーミングな回答で会場を和ませました。そして最後に ”大好きな映画の世界でもうしばらく歩いていこうと思います” と抱負を語りました。
【担当:芸能情報ステーション】
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