歌舞伎俳優の尾上右近さんが、東京新宿・陽運寺で六月博多座大歌舞伎 通し狂言「東海道四谷怪談」舞台安全成功祈願を行いました。

六月博多座大歌舞伎 通し狂言「東海道四谷怪談」舞台安全成功祈願




陽運寺の境内には「東海道四谷怪談」で有名な、お岩さんゆかりの井戸などがあります。
祈祷を受けた右近さんは“昔から「四谷怪談」を上演すると、何かあるから安全祈願をすると言われますけど、僕としては「安全」をお願いすると同時に、「成功」をお願いすることでもあるし、自分の身を通じて、お岩様をお客様に見て感じてもらって、楽しんでいただくことで、お岩様もきっと喜んでいただくことに繋がるんじゃないかな“と真摯に話し、“当たり役にしたい“と意気込みました。

尾上右近さん




博多座で同作が上演されるのは実に22年ぶり。
その22年前にお岩さんを演じたのは亡き中村勘三郎さんで、右近さんは“僕、人生で初めて「四谷怪談」を拝見したのが、勘三郎のおじさまのお岩さんで。そういうご縁も感じましたね。さっきご住職にお話を伺った時、お岩様の像があって、それに手を合わせたら、ご住職が「勘三郎さんも、これを拝んでイメージを膨らませてましたよ」という話をしてくださって“と、勘三郎さんとの不思議な縁を感じたようでした。

尾上右近さん




右近さんは“外連(けれん)といって、アクロバットな、アッと驚くような演出があったり、早変わりといって、役を一瞬で変える演出もあって、歌舞伎独特の魅力が詰まった作品です。一度見に来たら「面白い」と思ってもらえること間違いないと思います“と作品の魅力をPRしていました。

【担当:芸能情報ステーション】

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