旬を迎えたホワイトアスパラ。ホワイトアスパラは、グリーンのアスパラガスより値段が高いですが、白と緑で何が違うのかご存じですか?
■アスパラガス 緑と白の違いは?
「グリーン」と「ホワイト」があるアスパラガス この記事の写真アスパラガスとベーコンの炒め物。今、ちょうど旬を迎えているアスパラガス。
アスパラガスにはグリーンの他に、ホワイトがあります。この2つの違いは、なんでしょう?
街の人(70代)「種の品種が違うのかも。白の方が柔らかいイメージ」 街の人(40代)
「ホワイトアスパラガスは洋食では高級食材の1つ。シャキシャキした食感が好きなのでグリーンアスパラガスをよく買う」 街の人(30代)
「ホワイトアスパラガスは瓶詰の物しか食べないから。(ホワイトアスパラガスは)柔らかくて、トロッとしている」 「アキダイ」の秋葉弘道社長
グリーンアスパラとホワイトアスパラ。一体、何が違うのでしょうか?30年以上、野菜を扱ってきた目利きのプロ「アキダイ」の秋葉弘道社長に教えてもらいました。
秋葉社長「実は、アスパラガスの一番おいしいのは、これからなんです」
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■種は同じで、栽培方法が違う?■種は同じで、栽培方法が違う?
グリーンアスパラとホワイトアスパラの違い今が一番おいしいアスパラ。「値段」や「食感」の差を生み出す、グリーンアスパラとホワイトアスパラの決定的な違いを教えてもらいました。
秋葉社長「同じ種だけど、栽培方法によって違う」 種は同じで、栽培方法が違う
なんと、2つのアスパラは種は同じで、栽培方法が違うといいます。どういうことなのでしょうか?
秋葉社長「グリーンアスパラガスは光合成によって緑になる。栄養価が高い」
一方、ホワイトアスパラは?
秋葉社長「太陽光を遮断して。日が当たらない状態にして、白のアスパラガスを作る」 ホワイトアスパラは、光合成させずに育てる
アスパラは光合成することでグリーンになります。一方、ホワイトアスパラは太陽光を遮断。光合成させずに育てることで、ホワイトになるのです。
光合成しないので、栄養素はグリーンアスパラの半分程度といわれています。
秋葉社長「入荷量も作っている産地も限られますし、ホワイトアスパラガスの方が付加価値は高い、販売価格も高くなっている」
ホワイトアスパラは、グリーンアスパラの生産量に比べ30分の1程度。その分、価格も高いのです。
おすすめの食べ方にも、違いがあります。
グリーンアスパラのおすすめの食べ方 ホワイトアスパラのおすすめの食べ方 秋葉社長「グリーンアスパラガスはサラダにしても非常にいい。天ぷらとか焼きがいい。焼くと、さらにおいしくなる。ホワイトアスパラガスはすごく柔らかいんで、太陽にあたっていない分、甘みがあったり。ゆでた後にマヨネーズをつけて食べてもいい」 街の人(30代)
「種が一緒なんですか」 街の人(40代)
「使ってなかったんですけど、ちょっと使ってみようかな」
■激レア「ムラサキアスパラ」も
“激レア”「ムラサキアスパラ」も実は、さらに珍しい「ムラサキアスパラ」もあるそうです。紫色の理由はポリフェノールで、秋葉社長は「激レアなので、見つけたらラッキーです」と教えてくれました。
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