新NISAがスタートし、オルカンに代表される投資信託を通じた外国株の購入が増えています。

 財務省の最新資料(投資信託による対外証券投資額)によると、4月の買い越し額は9032億円で1月からの合計は4兆円を超えました。去年の同じ時期と比べると、差は一目瞭然です。毎月およそ1兆円の円が売られていることを意味します。

 巨大な外為市場で1兆円程度の円売りの影響は限定的と考えられますが、専門家は通常の為替取引とは異なる点に着目しています。

ニッセイ基礎研究所 井出真吾 主席研究員
「NISA経由の外国株を買うというのは基本的に長期投資だろうから、円買いという取引が起きにくい。一方向に円売りが続いている。簡単に投資行動が大きく変わるということは考えにくい。じわじわと円安圧力にはなると思う」

(「グッド!モーニング」2024年5月13日放送分より)

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