台湾出身で新垣通商の代表取締役を務める新垣旬子氏は8日、沖縄タイムス社を訪れ、世界で活躍する台湾にルーツを持つ女性経営者でつくる「世界華人工商婦女企管協会」の日本沖縄分会が15日に発足すると報告した。

 同協会は各国に分会を持ち、沖縄は全体で88カ所目、国内では関東や関西などに次いで4カ所目となる。現時点で30~40代を中心に25人が入会する予定で、交流の場を設けて会員の輪を広げる。

 協会の三役経験者が務める国際諮詢委員で、日本沖縄分会の会長に就任する新垣氏は「沖縄には観光やITなど多くの分野で女性経営者が活躍している。台湾だけでなく沖縄の若い世代がつながる場にしたい」と意義を強調した。

 劉瑛騏(リュウインチ)副秘書長は「これから沖縄に来る台湾の留学生などの居場所にもなる」と話し、東郷梨英副財務長は「分会を通じて初めて出会う人もいる。人脈を広げていきたい」と期待した。(政経部・銘苅一哲)

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