日本製鉄は、アメリカの鉄鋼大手USスチールの買収を完了させる時期を今年7月から12月に後ろ倒しすると発表しました。

 日本製鉄はこれまでの計画で買収完了の時期を今年4月から9月としていましたが、今年7月から12月に変更しました。

 アメリカ司法省による独占禁止法の審査で追加情報や資料の提出を求められたことを受け、当局から承認などを得られる時期を精査した結果としています。

 日本製鉄の買収案は先月、USスチールの臨時株主総会で承認されているものの、11月にアメリカ大統領選を控えてバイデン大統領が慎重な姿勢を示し、トランプ前大統領が反対を表明するなど政治問題にも発展していました。

 日本製鉄は、「強い決意で買収を完了させて参ります」としています。

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