日本銀行が保有する国債の含み損が13兆円を超え、過去最大にまで拡大しました。金融政策の正常化に伴い、長期金利が上昇したことが主な要因です。
日銀がきょう発表した今年4月から9月までの中間決算によりますと、9月末時点の保有国債の含み損は13兆6604億円でした。3月末時点の9兆4337億円を大きく上回り、過去最大を記録しています。
日銀が今年7月に追加の利上げと長期国債の買い入れの減額を決めたことで、債券市場で金利が上昇し、国債の価格が下落したことが主な要因です。
ただ、日銀は国債について、満期での保有を前提とした会計処理を行っているため、含み損がただちに損失として計上はされないということです。
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